鬼巻簾

見たり聞いたり思ったことを残していこうと思いました。

大阪旅行続編と鞄の話

ベージュの革の鞄を持ってる女性を駅で見かけて、「あの鞄仕事に使い勝手良さそうだな」と同時に少し苦い思い出を思い出しました。つい一昨日、2年くらい使っていた布の鞄の肩掛けが切れてしまい、鞄を買わないとなぁと思い色んな人の持っている鞄によく目が行きます。プライベートの鞄だと長財布と携帯とハンカチを入れてまだ少し余裕があるくらいの大きさで、サマンサのような固めの生地で、短い肩紐がついてるタイプの鞄が好きなので割かしすぐ見つかる(この手合いの鞄は多分色んな人にウケてるのかも)んですが、仕事用となるとA4書類が入って、あんまり派手すぎなくて、でも地味過ぎるのもちょっと嫌だなぁ…というのがあって使い勝手と好みの妥協点が見つけられないんですよね。なので仕事用の鞄を見つけるのが苦手です。で、今まで使っていた布の鞄は妹のお下がりで、妹が大学で使っていたスリーコインズで買ったらしい黒い鞄です。安価なので気軽に使えるっていうのと、黒くて汚れづらいのもあって結構気に入って使ってました。1度紐が切れたんですが結んだんですよね。笑 今回はついに結んで何とかなるクラスのダメージではなく、ついに寿命が来たか…といったところです。愛着湧いてたのもあってこの子と別れるの寂しいですね。とか書いてたら本当に新しい鞄買えないままボロボロの鞄で通勤してしまいそう。

で、話を戻して苦い思い出を思い出しました。私は大学受験に失敗し、留年したんですがなんと更に学部まで間違えてしまいました。普通間違えないですよね。学部名が確かにニュアンスは近かったということと、私がその大学を滑り止めとしてしか捉えていなかったため全く事前調査をしていなかったのが原因です。留年したあげく入れたのは滑り止め大学のみ、しかもまさかの学部ミス。父親にはかなり笑われ酒の席でもネタにされてかなり精神的に来たのは覚えています。まあ今から思うとそんなこと言う父親もどうなんだという気持ちもありますし、高い学費と塾代出して結局それかよふざけんな!と思っても無理はないなという気持ちもあって責めることは出来ないです。で、出だしがそんな感じだったのでもう完全に不貞腐れていたんですよね。母親が大学に入ったことを機におしゃれをしてみたらどうかと勧めてきて、髪を巻いてみたんですがオタク臭さが抜けない。入学式の日は雨だったんですがオタク臭さ全開だしスーツなんか似合わないし雨でテンションも上がらないし父親にバカにされた大学だし、と不満たらたらで入学式に向かったのをよく覚えています。母がオシャレを勧めた時に鞄や服も買ってくれたんですが、その時に買ってくれたのが苦い思い出のきっかけになったベージュの革(合皮ですよ。服屋に売ってるタイプの)の鞄です。あの当時は自分に全く自信が無く、ブスがオシャレなんかしてどうするんだよ、と不貞腐れていたんですよね。その鞄も今思えば使い勝手がとてもいい鞄だったんですが、当時の私はダサく感じており、自分の醜さが顕著に出るように感じて気に入っていなかったんです。ベージュなんて、みたいな。代わりにプライベートの服は明るい華やかな服を買うことに没頭しました。自分の地味な顔を誤魔化したくて。地味なベージュの鞄を持って行きたくもない大学に行くのが苦痛になり、課題を頑張ってみても父からすれば求めていない分野で褒められることも無く。アルバイトを始めてからは、人より少し仕事が出来る方だったので褒めてもらったり活躍の場が増えたりと、自分のことを認めて貰えることが出来たので狂ったように働きました。そのうち大学にも行かず朝から働きに行くようになったのです。そして今までとは比べ物にならないくらいお金が手に入り、狂ったように服や鞄を買ったことを覚えています。毎月クレジットカードの引き落としが15万近くありました。当然大学から母に電話がいき、私が大学に全く行ってないことがバレ、私は怒られたくないのと大学に行きたくなかったので2度家出をしました。1度は友達の家を点々としていたのですが流石にこれは限界があり1度は戻ったのですが、2度目は大学生になって初めて付き合った男性の家に転がり込みました。この人が3年半同棲した後浮気をされて別れた人です。これを書いていて、家出をした私に何度も電話をしてきて、「どうして帰ってきてくれないの」と泣き叫んでた母親のことを思い出しました。その当時はほっといてよ!!と思っていたんですが今思うと本当に酷いことをしてしまったと思います。多分、その反動もあって今の母は私にも妹にもあまり干渉しなくなってしまったのかもしれません。無関心というか。

そんなこんなできらびやかな鞄や服にハマった私はその当時付き合っていた男性に励まされて何とか大学へ行き(いつだったかコンタクトに変えて髪を切って思いっきりイメージチェンジもしました。)、1年間0単位だったところを何とか3年間で取り戻し、無事卒業に至りました。ベージュの鞄はほとんど使っておらず…結局大学卒業から数ヶ月で彼と別れ、実家に戻った私は部屋の大掃除をしました。引越し(と言っていいのか謎ですが)を経験すると荷物減らした方がいいな、て思えますね。その時に、クローゼットでクタクタになったベージュの鞄を捨てたんですが、あんまり使わないまま私のわがままでこんなことになってしまったので、鞄には本当に罪悪感が残っています。

 

今は紆余曲折あって(ブログの色んなところに書きなぐってたりしてますが)自分に自信を持てるようになったので、持ち物で着飾ろうとか一切考えていないです。可愛い服があれば着たいと思いますし買ったりもしますが、あの当時のように自分を隠すような努力は無くなったかなと感じています。なにせスリーコインズの布鞄(かなりボロボロ)で通勤してますからね。笑

ここまで書いてみると私の実家が冷たいのはそれが理由なのかしら…という気もしてます。父親は私の結婚でかなりウキウキしていましたし喜んでくれたんですが、母親はあんまり喜んでいるふうではないんですよね。旦那の実家が喜び過ぎてるから逆にそう感じているのかもしれないんですが。お義父さんは旦那がお母さんを亡くしてから紆余曲折しているのを遠目に感じていたそうなので、そんな息子が落ち着いたことにも喜んでいるんだと思います。先日大阪に行った時に亡くなったお義母さんのお墓参りに行ったんですが、今のお義母さんが「旦那のお嫁さんも来ましたよ」と墓石に話しかけた時に涙腺が崩壊しちゃいました。産みのお義母さんの立場から考えると、自分が亡くなったことで息子がやさぐれて色々しているところを見ていたら辛いだろうなと思うんですよね。それもあって産みのお義母さんの仏壇やお墓の前に立つと必ず涙が出てしまいます。

 

ちなみにこれ仕事の帰り道の電車で書いてるんですが、既に涙が止まらなくなってます(笑)マスクあるから多分大丈夫…ッ(コロナ対策)

 


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露骨に話題転換します。大阪2日目はTwitterのフォロワーさんオススメの中華料理屋さんで麻婆豆腐を食べました。(2回目)

堺東にある好天というお店です。山椒がものすごく効いていて美味しいんですよね。

雨が降っていたのとコロナでどこもやっていなかったのでその日は旦那の実家で7歳の妹さんと絵しりとりをしたり寝てる旦那をたたき起こしたりトランプでスピードをして遊んだりしました。夕飯は飲みすぎてご家族の前で旦那に抱きついたりお義父さんやお義母さんにも抱きついてたらしい…(--;)

3日目は先程書いた通り産みのお義母さんのお墓参りをして、お彼岸が近かったのでお寺にも行ってきました。お義父さんが新大阪まで車で送ってくれたので帰りはかなり楽でした(●︎´▽︎`●︎)
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二日酔いだったけどずっと食べたかったので551の肉まん買っちゃいました!これ美味しいですね…次は健康時に食べたい。

 

という感じで大阪旅行最高でした。また行きたいなぁ。

余談ですがお義父さんからのお祝儀が破格過ぎました。