鬼巻簾

見たり聞いたり思ったことを残していこうと思いました。

I'm just a woman.

だいぶ古い歌にはなるんですが、小林明子さんの「恋に落ちて」という歌の歌詞を改めてじっくり見たところちょっとしたことに気が付いて一人で興奮してしまいました。最初の

「もしも願いが叶うなら 吐息を白いバラに変えて
 逢えない日には 部屋じゅうに飾りましょう 貴方を想いながら」

という部分、昔は「言葉選びが綺麗だなぁ」程度に聞いていたのですが、ふと思ったのです。

「白いバラを何故飾る???」

白いバラが「貴方」を思い出させる何かなのか、「貴方」に似合う花なのか・・・
通勤中ずっと考えてました。笑 で、職場に着く頃にようやく分かりました。「白いバラ」=「吐息」だと最初の文章に書いてあるじゃ~~ん!!!
というわけで、つまるところ貴方に逢えない日に貴方を想いながら部屋じゅうに飾られていくのはため息なのでは…と。正解かどうかは分からないですけどね。でもこの解釈だとするとものすごく好きです。不倫の歌らしいのでそれ故にこの歌を好かない方々も少なくないようなのですが💦

でも実際不倫ってどうなんだろう、としばしば考えることがあります。「馬鹿がすることだ」とよく言われているのを耳にしますが、恋愛感情ってそう抑えられるものでもないだろうとも思うわけです。好きになってしまったら仕方ないのでは、という気もします(不倫を擁護するつもりではないです)。ただ好きになってしまったからといってその恋を発展させるわけにはいかないんですよね。不倫の一番悲しいことは誰かが必ず悲しい思いをすることですし、そのきっかけを作ることってどうしても気が引けてしまうのでは…でも抑えられない恋愛感情の強さってそれを陵駕するのかもな…などなど。
身近には不倫は知る限りではないのですが、不倫をしている女性の気持ちとか葛藤って素直に喜んだり応援出来ないもの故になんだか胸が苦しくなって「それでもその人がいいなんて愛だなぁ」とか思ってしまうわけです。私も大概馬鹿なのかもしれません。私の妄想の中での話であって、実際の不倫を目にしていないからそう思うのかもしれません。不倫を目の当たりにしている友人は「不倫は絶対やめた方がいい」と断言していたので、いいものではないのでしょうね。それでも「恋に落ちて」を聞くと胸が苦しくなって筆舌に尽くしがたい気持ちになりますね。


不倫の話に続いてろくでもない話になるのですが、最近ある男性と週に一度食事に行くようになりました。といってもまだ3週目くらいではあるのですが。その人は変わった方で、3年以上前から私に好意を持ってくれており私は彼の初めての告白からもう何度も振り続けています。友達としては好きなのですが、恋情がわかないんですね。彼と出かけるのはものすごく楽しかったのですが、遊びに行くことで彼を期待させてしまっているとしたら彼に申し訳ないと思い、何度も彼の前から姿を消しました。音信不通の状態です。しかし着信拒否をしたりSNSでブロックをしたわけではないので、音信不通になった数だけまた一緒に遊ぶような仲になりました。音信不通になって消えるような女なのによく関係を戻してくれるものだと感心してしまいますし、彼にそれを伝えても「だって葛原ちゃんが好きなんだもん」としか言わないのです。
本当に変な人だと思います。
何故彼と毎週会うようになったかというと、会いたいと言う彼に土日休みではないことを理由に断ったところ、私の仕事終わりに職場まで車で迎えに来て食事をし、家まで送ってくれると言うのです。あまりに願ったりかなったりな条件であったことから(最低だと我ながら思います)食事に行くことにしました。その日は久しぶりの再会でしたが話も盛り上がり、楽しい夜を過ごすことが出来ました。帰り際にまた翌週に会うことを約束しましたが、それが3度続いて今に至ります。彼は近いところに住んでいるわけではないので当然私の職場や家に車を走らせるのはちょっとしたお出かけなんてものではないのです。さすがに何度もは申し訳ないと思い、2度目に会う前に悪いから送らなくていいよと伝えたのですが、「葛原ちゃんと出来るだけ長く一緒にいたいから」と、むしろ送らせてくれとお願いをされる形になったのです。
ここまで尽くしてくれる男性は今までいなかったので、真面目にこの人に向き合ってみようかと考えています。

…しかし恋情ってこうやってわくものだろうか、という不安もあります。あの人は私が何をしても私を責めたり怒ったりすることはないので、余計に彼をこれ以上私に時間を割いてしまったことであとあと悲しませるのは流石に気が引けます。
どうしたらいいものか、とも思うのですが彼は私に会えるだけで心から喜んでくれるし、私も楽しい時間を過ごしているのでそんなに急がなくてもいいかもしれない。とも、思っています。
悩みながら書いているので日本語が少しおかしいかもしれません。

真面目に向き合おう、などと思う一方で職場の上司にちょっとしたときめきを抱いている自分が嫌になります。
その人は直属の上司ではないのですが、よく話しかけてきたり、無駄に距離を詰めてきたりと何となくくすぐったいような気持ちにさせられてしまいます。それでもその上司には妻子もいますし、年も10以上離れているので無責任なときめきに過ぎないと思っています。その上司にはよくしてもらっているがゆえに困らせたくもないし、大事に思う、思われている家族のことだけを考えていて欲しい。その気持ちが恐らくこの無責任なときめきを走らせないストッパーになっているんだと思います。
そこで今回の日記の冒頭に戻りますが、「既婚者相手に恋情を持った人はどんな気持ちでその恋を走らせるんだろう」と思い、「恋に落ちて」を聞いてみたり色々考えたりしてみたわけです。笑
私のときめきにはそこまでのパワーがないので、だからこそパワーのある恋情に興味を持っているのかもしれません。そういえば前回の投稿にも燃える恋がしたいみたいなこと書いていたような。元彼と会った日にまた色々考えて筆を執らせてもらうかもしれません(筆ではないですが)。


長々変な話をしてしまいましたがここらへんで終わりにしようかと思います。